クメール様式の遺跡 / Wat Si Sawai : 訪問日 23Oct2001、24Oct2009


この遺跡は、
スコータイ遺跡公園の
城壁内、Wat Mahathatの
南西にあります。

13世紀に建造された
ようです。

























敷地内にあった説明によると、周壁に囲まれた3基のPrangは、
Lop Buri様式で建てられています。
ほっそりとしたスマートなPrangは、化粧漆喰が施されており、
そのいくつかは、中国の元朝の物と良く似ているようです。
ラマ6世が、皇太子となった時、この寺院を訪問し、礼拝堂の中にシヴァ神の像を見つけたとの事。
よって、仏教寺院となる前は、ヒンドゥー教の寺院であったようです。



南側から、遺跡に向かいます。
遺跡は、ラテライトの周壁に囲まれています。











南塔門から遺跡を見たところ。












3基の祠堂の手前には、礼拝堂(Viharn)がありました。
この中にシヴァ神像があったのだと思います。











中央の主祠堂の屋蓋部中央辺りにあった破風です。












その拡大写真です。
壁龕の内部には、仏陀像かな?

その上部には、
カーラだと思います。
胴体は無く口から、
花綱を吐き出しています。
そして、顔の両脇には
腕が見えます。

イサーンで良く見る
クメール遺跡のカーラは、
カーラの頭上に
神が座っている図で、
ちょっと雰囲気が異なります。




南西から遺跡を見たところ。












主祠堂の南西角の端飾りです。












その拡大写真です。
中央は、顔に口ばしが有り、
両手はナーガを掴んでいます。
と言う事は、
ガルーダだと思います。

良く見るクメールの遺跡の
ガルーダ像の雰囲気と
ちょっと異なります。








西側祠堂の漆喰のレリーフです。












その拡大写真です。
右端は、
破風の端飾りで
ナーガ像です。

中央は、
顔は良く見えませんが、
腕には羽がついており、
ガルーダだと思います。

足は、阿修羅?の頭を
掴んでいます。
この図もめずらしいと
思います。

北西から遺跡を見たところ。












主祠堂の北側の破風です。












その拡大写真です。
カーラの漆喰のレリーフです。

壁龕の中の
仏陀像の頭は
無くなっています。






中央祠堂のレリーフです。












その拡大写真です。

右端は、
マカラの口から、
ナーガを吐き出しています。

右から3番目は、
ガルーダだと思います。






東側の祠堂です。















南側には、入口があります。















南西から見たところ。












南側塔門から、再度、遺跡を見たところ。












遺跡を南西から見たところ。












遺跡を北東から見たところ。













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